SHEEN × onkul

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世界に想いを馳せてみる 旅する24時間

#ホーチミン
南国の美しさを封じ込めた
ベトナム刺しゅう

2016.12.27

近年、羽田空港からの直行便が就航し、観光地として女性の人気が高まっているベトナム・ホーチミン。リーズナブルに楽しめるスパや美味しいベトナム料理、フランス統治下時代の名残りのある店や街並み、高度経済成長中ならではの活気……。数あるホーチミンの魅力の中でも、いちばん私たちの身近に感じられるものは、ベトナム雑貨ではないだろうか。1990年代には、東京ファッションのトレンドとして、刺しゅうやスパンコールが施されたワンストラップシューズやバッグなど、ベトナムメイドのファッション小物が人気を博したこともあった。

写真のポーチは、ベトナムの伝統を今の時代に楽しめるものに落とし込んだ人気のベトナム雑貨。繊細で色鮮やかな刺しゅうが愛らしい。ベトナム刺しゅうは、19世紀、王宮で王族の衣装を彩るために専門の職人が刺しゅうを施していたことが始まりといわれている。南国・ベトナムならではのヴィヴィッドな風景の色彩や、繊細な自然の機微を刺しゅうで表現するため、微妙なトーンの違いのたくさんの色糸を駆使する技術が発達したのだそう。今、雑貨店で気軽に手に取ることができるベトナム刺しゅうをじっと見るだけでも、ベトナムの人々の観察眼と表現力に圧倒される。

“美しさ”に触れたとき、それを豊かに表現する術を持っていたなら、どんなに素敵なことだろう。ホーチミンの人々がちょうど昼寝から目覚めた頃、この時期の東京は夕暮れの時間。西の空にきれいな夕陽が見られたなら、携帯電話のカメラで撮影すること以外にもしてみたいことがある。自分のフィルターを通した“美しさ”をアウトプットすること。そうすることでより美しさのディテールが見えてくる。その手段は言葉でも、絵でも、メロディでも、何でもいい。

巾着(M)¥480、(S)¥280、(L)¥840(税込み)/すべてAsian French(03-5731-8271)

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