SHEEN × onkul

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世界に想いを馳せてみる 旅する24時間

#マラケシュ
マルシェバッグで買物に出かける
おばあちゃんを目指して

2017.01.19

モロッコはアフリカだけでなく、ヨーロッパやアラブの文化もミックスされた、独特の魅力にあふれた国。おしゃれ好きの女性にとって、モロッコがぐんと身近に感じられるようになったのは、マルシェバッグ(かごバッグ)のおかげかもしれない。

モロッコのマルシェバッグは、水草などの天然素材を材料に、一つ一つていねいに手作りされている。だからこそ一つ一つ、微妙にフォルムやディテールが違う。お店で自分好みの形をじっくりと選んだら、その自分だけのマルシェバッグの、いびつなところまで愛おしく思えてしまう。

その昔、モロッコでは、天然素材を使って編んだザルを装飾し、結婚式の贈り物にしていたのだそう。そのザルが進化してバスケットになり、ロバの背中に乗せて荷物の移動のための道具に。それから家庭でも野菜やスパイスを入れたりなど、実用的に使われるようになったのだとか。

ファッションアイテムとして、日本でもマルシェバッグがふんだんに根付くようになった。“夏のおしゃれアイテム”として知られていたかごバッグは、“冬にコートと合わせるのも最高にかわいい!”という認識に変わった。

レザー製品のように、愛用するほどに素材に味が出て、経年変化が楽しめるのも魅力だ。財布や携帯電話、ハンカチや読みかけの本を入れて、毎日のお出かけに使いたい。でも、40年後には、くったり深みの出たこのカゴに野菜を入れて買物からの帰途につく自分の姿を夢見るのも素敵だ。

1日を終えたクローゼットの中で、今はまだしゃきっときれいなマルシェバッグを眺めながら、今ごろ朝の光の中で新しい一つをていねいに編んでいるであろう、職人さんの手元に意識が飛んでいく。

(右)レースバスケット S ¥4,212(税込み)、(左)ハンドルバスケット¥3,888(税込み)/ともにFatima Morocco(ファティマ 03-6410-5758)

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