SHEEN × FUDGE

SHEEN × FUDGE

明日を輝かせるひととき“21のヒント”

ヒント8
一期一会を愉しむ20分間は、旅に欠かせないひととき

2016.6.23

旅支度は楽しい。使い古していい感じに馴染んできた相棒のトローリーケースに、着替え、洗面道具、ナイトキャップに、欠かせないハーブティーなどを手際良く詰め込んでいく。旅先で本当に必要な物が分かってから、ぐっと持ち物が少なくなった。そのことは、自分が旅慣れてきた証拠のようで、なんだか嬉しい。

その土地にゆかりのある本を必ず1冊持って行くのも、わたしのルール。今回の旅の行き先は大好きなイギリスだから、W.B.イェイツの詩集に決めた。コッツウォルズの片田舎を散歩しながら、イェイツの詩「湖の島イニスフリー」を口ずさむ。まわりの景色と相まって、さぞかし言葉が生き生きと感じられるだろう。そんな空想にふけると、より一層旅が待ち遠しくなる。

数日後、ロンドン・ヒースロー空港に降り立った私は、早速、腕時計のシンプルワールドタイム機能を使って時刻を合わせる。ホテルに荷物を置いたら、まずはロンドンを探索しに行こう。レッドチャーチストリートの店先をのぞいた後、この旅で一番行きたかった老舗の帽子屋さん「ジェームス・ロック」へ。

クラフツマンシップを感じさせる帽子の美しさに見惚れつつ、いろいろな帽子を試着させてもらう。店員のおじいさん(対応も実に紳士!)に説明を受けながら、どれにしようか悩むのもまた楽しい。お目当てのパナマ帽をオーダーする頃には、すっかり仲よくなった。「See you again someday(またいつか会いましょう)」と言って笑顔で挨拶を交わして、店を出る。

旅先で誰かと心を通わせるほんの20分間。私の中に新たな想い出が一つ刻まれる。このひとときがあるからこそ、またきっと旅をするのだ。

フリルブラウス¥11,800、パンツ ¥13,800 /ともに Hands of creation(エイチ・プロダクト・デイリーウエア)

Latest Contents