SHEEN x ONKUL

monthly selector

真野知子さん/ギフトコンシェルジュ

“ギフトコンシェルジュ”という仕事をご存知だろうか。贈る相手やシチュエーションに応じたギフト選びのアドバイスをする、いわば贈り物のプロ。
真野さんは、まだ日本に数少ないギフトコンシェルジュの一人だ。雑誌やカタログでのギフト提案や、ギフトアイテムのプロデュースも行っている。
「ギフトはエンターテインメント、そしてコミュニケーションツールの一つ」。
そんな風に考える真野さんのギフト選びの時間は、“もの”だけでなく“こころ”にもクローズアップしていた。

ROOM SERVICEの豆皿で
日常に小さな贅沢を

真野さんがプロデュースするオリジナルギフトブランド、ROOM SERVICE。

さらに読む

日常に小さな上質を与えてくれるアイテムを提案している。プレートやカップ&ソーサーなど、数あるラインナップの一つが、こちらの豆皿。和にも洋にも使える汎用性の高さがうれしいアイテムだ。美濃焼の窯元で、型から製作。色味やサイズはもちろん、パッケージなど細かいところにも真野さんのこだわりが散りばめられている。和菓子や薬味をのせたり、イヤリングなどアクセサリーを置いたり。のせるものも含めて、まるで芸術品のように空間を演出してくれる。

Jelly Beans 豆皿セット¥4,320/ROOM SERVICE
(antina gift studio 問:ウェブサイト 

相手の喜ぶ顔を思い浮かべて
手土産を探す

手土産は、実際にお店を訪れ、素敵なものとの偶然の出合いを楽しむのが真野さんのポリシー。

さらに読む

「有名なもの、高級なものでなくても、美味しくかわいいものはたくさんあります」と真野さん。シチュエーションに合った手土産を雑誌で提案する機会も多いが、真野さん自身が贈るものは、ひねりを効かせたものを選ぶようにしているのだそう。最近のおすすめは、東京・神楽坂と静岡・島田に店を構える「ACHO」の焼き菓子セット。素材にこだわったプリンと焼き菓子が人気の店だ。ヨーロッパのお菓子のように洗練されたパッケージもうれしい。いただいた瞬間にパッケージのかわいさに盛り上がり、食べて美味しさに感動する、そんな風に何層もの“うれしい”に出合えるスペシャルな贈り物を探す時間が、真野さんにとって大切なひとときだ。

時間を重ねて愛着が増す仕事道具で
イメージを書き留める

真野さんと10年以上の時をともにしている仕事道具。

さらに読む

手帳やノート、名刺入れ、ブックカバー、ペンなど、どれもシンプルなデザイン、カラーのものばかりだ。20代のときに「長く使って、自分のキャリアとともに風合いが出るように」と、上質なものを少し背伸びして購入した。それが30代の今の自分にちょうどよくフィットするようになった。ANYA HINDMARCHのノートカバーの中には、企画やコンセプトがぎっしり。言葉で伝える仕事ではないが、思いついたこと、考えていること、フレーズやイメージを何でもARTS&SCIENCEのペンで書き留め、読み返す。真野さんの仕事の心臓部を支える道具たちだ。

編集部 Recommend

吹きガラス作家・森永豊さんの
ワイングラスで1杯

友人が民芸品店で見つけ、プレゼントしてくれたワイングラス。

さらに読む

鹿児島の吹きガラス作家・森永豊さんの定番作品の中で、もっとも長く作られている作品だ。脚の部分が太く、四角い形になっていているのが個性的で、テーブルの上で安定感がある。気に入りの白ワインを注ぎ、飲み口にくちびるをつけると、ぽってりとしたガラスの質感が優しく、なめらかにワインが流れ込んでくる。遅ればせながら民藝品に興味がわいた私は、つい最近、故郷である熊本県の伝統工芸館でお湯のみをオーダーしたばかり。手作りならではのあたたかさを、目と肌で感じることができる飲みものの器。民藝品はここから初めてみるのもおすすめだ。

Latest Contents