
SHEEN
HOW TO LIVE ON 24 HOURS A DAY
アーノルド・ベネット
2018.01.25
時間とお金について、その大切さを説く話をよく耳にする。節約法だとか、貯金を増やす方法だとか、お金については増やしたり貯めたり、努力次第で自由自在な性質があるが、時間については当たり前のごとく24時間しか無い。その当たり前すぎて顧みられることの少ない事実について、大切さを説いているのが、アーノルド・ベネット氏の著書『自分の時間』である。
確かに、時間は自動的に24時間が繰り返されるため、何か締め切りなど切迫したものに追われなければ、何となく日々を過ごしてしまいがちだ。1日の終わりにその日の出来事を思い出してみても、朝食に何を食べたかさえ、記憶が曖昧なことも珍しくはない。
計画的に時間をコントロールしたら良いのだろうか? 節約しようと試みて始めた家計簿が三日坊主で終わることが多いように、無理なスケジュールをただ計画することは無謀である、とベネット氏は指摘する。まずは、自分の時間の使い方をじっくりと検討してみることから始めよう。そうすることで、時間が足りなくて不可能だという思い込みから脱却でき、やりたかったことをやってみようという前向きな気持ちが生まれる。それこそが、人生を幸福に生きる一番の原動力ではないだろうか。
着用モデル:SHW-1750CG-4AJF